平成 22 年 3 月 17 日もも脳ネット 脳卒中連携パス結果報告 担当 岡山赤十字病院 脳卒中科 井上剛

対 象 平成 22 年 11 月～ 1 月末日まで入院した脳卒中患者 急性期病院： 9 病院（前回 8 病院） 岡山労災病院、岡山赤十字病院 岡山済生会病院、岡山市民病院 岡山医療センター、岡山旭東病院 岡山クリニック、東備クリニック、岡大神経内科 回復期病院： 11 病院（前回 8 病院） 児島中央病院、岡山中央奉還町病院 済生会吉備病院、佐藤病院、梶木病院 重井医学研究所附属病院、吉備高原リハセンター 岡山光南病院、玉野市民病院 岡山協立病院、岡山リハビリテーション病院 計 20 病院

病院名： 全入院患者パス利用患者 脳卒中入院患者数（人） 912 人 277 人 (30%) 平均年齢 74 歳 男性（人） 517 人 153 人 脳梗塞（人） 599 人 177 人 (30%) 脳内出血（人） 181 人 80 人 (44%) くも膜下出血（人） 58 人 16 人 (28%) 一過性脳虚血発作（人） 66 人 2 人 平均在院日数 57 日 62(+5) 日 脳卒中連携情報提供書利用の退院時平均 mRS 3.9 転帰：急性期病院・診療所へ転院数 44 人 17 人 (39%) 転帰：回復期病院へ転院数 133 人 144 人 (- %) 転帰：維持期病院へ転院数 42 人 14 人 (33%) 転帰：維持期診療所へ転所数 18 人 6 人 (33%) 転帰：維持期老健へ転所数 20 人 10 人 (50%) 転帰：在宅復帰患者数 527 人 72(14%) 転帰：死亡数 53 人 2(4%) 全病院 前回 30 ％ 前回 54 日 64 (+10) 日 前回 86 ％

病院名： 全入院患者パス利用患者 脳卒中入院患者数（人） 647 人 152 人 (23%) 平均年齢 71 歳 72 歳 男性（人） 384 人 86 人 脳梗塞（人） 421 人 89 人 (21%) 脳内出血（人） 128 人 53 人 (41%) くも膜下出血（人） 47 人 8 人 (17%) 一過性脳虚血発作（人） 50 人 2 人 (4 ％ ) 平均在院日数 23 日 39(+16) 日 脳卒中連携情報提供書利用の退院時平均 mRS 3.7 転帰：急性期病院・診療所へ転院数 14 人 0 転帰：回復期病院へ転院数 133 人 144 人 (- %) 転帰：維持期病院へ転院数 19 人 2 人 (10%) 転帰：維持期診療所へ転所数 12 人 3 人 (25%) 転帰：維持期老健へ転所数 9人 9人 2 人 (22%) 転帰：在宅復帰患者数 373 人 1(0.2%) 転帰：死亡数 44 人 0 急性期群：９病院 前回 23 日 40 (+17) 日 前回 25 ％

病院名： 全入院患者パス利用患者 脳卒中入院患者数（人） 265 人 125 人 (47%) 平均年齢 76 歳 77 歳 男性（人） 133 人 67 人 脳梗塞（人） 178 人 88 人 (49%) 脳内出血（人） 53 人 27 人 (51%) くも膜下出血（人） 11 人 8 人 (72%) 一過性脳虚血発作（人） 16 人 0 平均在院日数 90 日 86(-4) 日 脳卒中連携情報提供書利用の退院時平均 mRS 4.0 転帰：急性期病院・診療所へ転院数 30 人 17 人 (57%) 転帰：回復期病院へ転院数 0人 0人 0 人 (%) 転帰：維持期病院へ転院数 23 人 12 人 (52%) 転帰：維持期診療所へ転所数 6人 6人 3 人 (50%) 転帰：維持期老健へ転所数 11 人 8 人 (72%) 転帰：在宅復帰患者数 154 人 71 人 (46%) 転帰：死亡数 9人 9人 2 人 (22%) 回復期群： 11 病院 前回 46 ％ 前回 89 日 88(-1) 日

急性期病院群の疾患内訳 ｎ＝６４６人

急性期病院群の転帰 ｎ＝６０４人 在宅復帰６２％ 急性期病院・診療所 2 ％ 回復期病院２２％ 死亡 7.3 ％

急性期病院群パス利用の転帰 ｎ＝１５２人 回復期病院９５％ 維持期病院 診療所・老健５％ ７８％ １７％ 前回

回復期病院群の疾患内訳 脳梗塞６９％ 脳内出血２１％ くも膜下出血 4 ％ TIA6% ｎ＝２５８人

回復期病院群の転帰 在宅復帰６６％ → 急性期病院 診療所１３％ ↑ 維持期病院１０％ ↓ （前回１４％） 老健施設７％ ↑ ｎ＝２３３人

回復期病院群パス利用の転帰 在宅復帰６３％ 急性期病院 診療所１５％ ↑ 維持期病院１１％ ↓ 老健施設７％ ｎ＝１１３人

まとめ 連携パスの利用率は急性期２３％、回 復期４７％ 連携パスは急性期病院の転院先の回復 期病院の大多数、維持期転院の１８％ に使用されている。 回復期病院のパス利用患者は全患者に 対して 4 日間、在院日数が短縮。