1. 語の意味変化
原義→転義
例：口→びんの口

2. 語の意味変化のパターン：拡大 具体的→抽象的 類似性 近接性 一般化 赤ちゃんの澄んだ目→冷静な目で見る 胸ぐらをつかむ→客の心をつかむ
歯が痛い→くしの歯が折れる
口を開けてください→ビンの口
近接性
口がうまい
一般化
瀬戸物、挨拶、やばい

3. 縮小 卵 妻 先生

4. 向上 天気
明日天気だったら行こう 僕
やばい

5. 下落
おまえ 女房

6. 意味変化の事例 是非 オタク 中世までは、良いことと悪いことという意味
1984年：アニメファンが集まるような所で、初対面の人になれなれしく話しかけ、自分の知識をひけらかす人（中森明夫）。
マニアと同義
コンピューターに詳しい
一般的ではない趣味を持つ、○○に対する知識が豊富

7. 意味変化の方向性
人間→もの
櫛の歯
椅子の足
人間→場所 先頭 路肩
場所→時間
以前、以後
本を読んでいるところだ

8. 話し手はどんな人？ 女性 男性 年配者 こども ねえ、たいへんよ。 おい、たいへんだぞ。 お互い気をつけようね。 お互い気をつけようぜ。
どうして泣いてるの？
困ったわ。
いい加減にしてよ。
お父さんに殴られたんですって？
（電話を切る時）ごめんください。
おい、たいへんだぞ。
お互い気をつけようぜ。
どうして泣いてるんだい？
困ったな。
てめえいい加減にしろよ。
おやじにぶんなぐられた。
だっておなかいっぱいなんだもん。
年配者
こども

9. 位相
性、年齢、階層、職業、集団、地域などによる言語上の差異を位相差という。
位相差を反映する語彙を位相語という。
女性語、男性語など

10. 集団語 職業語 専門語：意味や内容に専門的に厳密な限定がなされることば 若者語 マル害、わっぱ、ホシ、ガザ入れ、コロッケ： 警察官
１クール、ヒッチハイク、ロケハン、べしゃり：
文屋、毒まんじゅう、霞が関、オフレコ：
専門語：意味や内容に専門的に厳密な限定がなされることば
学術用語
若者語
超～、リアルに、普通に、KY
警察官
放送業界
政治家

11. 方言

12. 新語 新しい事物や概念が生じたため 大事件などの社会的話題や有名人の言動が広まったため 斬新な語や聞こえのいい語を歓迎するため
クローン、インフォームドコンセント、電子マネー
大事件などの社会的話題や有名人の言動が広まったため
狂牛病、学級崩壊、抵抗勢力
斬新な語や聞こえのいい語を歓迎するため
癒し、ガーデニング
ことば遊びの感覚
おっはー

13. 流行語 社会を風刺したり、斬新・奇抜で広く使われたり、印象的で人々の共感をよぶことば イクメン、ととのいました
草食男子、ファストファッション
アラフォー、居酒屋タクシー、名ばかり管理職
ネットカフェ難民